2025年4月8日 製品・サービス

公共施設におけるスマートロック導入で考慮すべき点とは?【無料の運用イメージ資料公開中!】

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近年、公共施設の運営においてスマートロックの導入が進んでいます。スマートロックは、技術の進歩に伴い、従来の鍵の使用に代わる新しい選択肢として注目されています。
このコラムでは、スマートロックの特徴や利点、そして公共施設における導入に際しての考慮点について探っていきます。
最後に具体的な運用イメージや費用がわかる資料もご用意していますので、是非ご覧ください。

公共施設におけるスマートロック導入で考慮すべき点とは?【無料の運用イメージ資料公開中!】

1. スマートロックとは

スマートロックは、デジタル技術を用いて施錠・解錠を行うシステムです。パスコードによるロックをはじめ、スマートフォンやICカード、QRコード等を使って制御します。これにより、施設管理者と利用者の間で物理的な鍵の受け渡し等が必要なく、より便利な施設利用が実現します。
近年、公共施設の運営においてもスマートロックの導入を検討する団体が増加傾向にあり、2022~2024年度の3年間で公示された公共施設予約システムの調達※1では、3割の団体がスマートロック関連※2について記載し、要件として挙げていました。

※1 2025年3月時点 当社調べ 全240件
※2 「スマートロック」「スマートキー」「キーレス」「鍵」「電子錠」のキーワードのうちいずれかを含む

2. スマートロックの利点

(1) 利便性の向上

利用者はスマートロックシステムを使って簡単に解錠し、施設に入ることができます。特に、利用施設と管理窓口が離れている場合でも、わざわざ鍵を受け取りに出向く必要がなくなります。

(2) セキュリティの向上

スマートロックの利用により物理的な鍵の受け渡しや持ち運びがなくなることで、鍵の紛失リスクを低減できます。また、施錠・解錠履歴を確認することで、不正なアクセスがないか監視できます。 さらに、鍵の管理の問題で今まで施錠できなかった施設がある場合も、スマートロックを利用すれば施錠を始められ、セキュリティの強化につながります。

(3) 柔軟なアクセス管理

一時的なアクセス権の付与が容易で、特定の時間帯のみ利用できるように設定することができます。これにより、施設の利用状況に応じた柔軟な運用が可能になります。

(4) 業務負担の軽減と省人化の促進

職員による鍵の管理が不要となるため、保管や貸出/返却にかかる業務負担が軽減されます。また、夜間は施設の管理者を置かずに無人化する、といった運用も可能となり、省人化につながります。

3. 導入に関しての考慮点

(1) 初期投資

スマートロックや関連システムの導入には一定の初期投資が必要です。しかし、長期的な負担軽減や省人化を考慮すれば、投資に見合った効果が期待できます。

(2) 扉の形状

管理対象の施設によって、扉の種類が異なります。スマートロックの提供業者により対応できる扉の種類が異なるため、事前に管理対象施設の扉の種類を確認し、対応可能な業者を選ぶ必要があります。

扉の形状

(3)施設の電波状況・給電方式

スマートロックには、Wi-Fiに接続したり、本体にsimを挿入したりした上で電波を受信して動かすタイプが多くあります。 管理対象施設の電波受信状況を確認し、安定した電波が入らない場合にはオフラインでも稼働可能なスマートロックを選定する必要があります。また公共施設の場合、避難所として開設する可能性も考慮し、停電時にも稼働できる電池式等のスマートロックを検討する必要があります。

(4) 利用者のアクセス環境

スマートロックには、施設利用者が所持しているスマートフォンのアプリやコード読み取り(カメラ)機能を用いて解錠するものもあります。公共施設でスマートロックを導入する場合は利用者のアクセス環境に配慮し、スマートフォンを持っていない方でも容易に解錠できる仕組みがおすすめです。

(5) 技術的なサポート

スマートロックシステムはITに依存しているため、導入後のサポート体制が重要です。定期的なメンテナンスやソフトウェアの更新が求められるため、安定したサービスを提供する技術的なサポートと、それにかかる運用コストを考慮する必要があります。

(6) 利用者への周知

鍵の新しい管理方法に対する利用者の理解を得るために、スマートロックの操作方法や注意事項を周知することが不可欠です。新しい技術ではあるものの、難しい操作は不要なことや、スマートフォン非所持者であってもこれまでと同様に施設を利用できること等を理解していただく必要があります。これにより、利用者が安心して施設及びスマートロックシステムを利用できるようになります。

まとめ

公共施設におけるスマートロックの導入は、利便性やセキュリティの向上を実現する革新的な選択肢です。初期投資や技術的な課題はありますが、長期的には職員負担の軽減や効率的な運営が期待できます。
今後ますます普及が進むと考えられるスマートロックは、公共施設の運営において重要な役割を果たすことでしょう。

株式会社ワイイーシーソリューションズでは、自社開発した「Seagull-LC Stagia 施設予約システム」の標準機能で連携可能なスマートロックをご紹介可能です(ご導入には別途費用が必要です)。今回解説した導入時の考慮点である「扉の形状」や「施設の電波状況・給電方式」、「利用者のアクセス環境」にも配慮し、あらゆる施設に適合できる仕組みを採用しています。
当社が提供するスマートロック連携では電子錠と物理的な鍵の併用が可能なため、スモールスタートが可能です。また、当社指定のキーボックスをお客様にご購入いただければ、連携作業は当社が行いますので、お客様の手間は最小限で済みます。ご導入後は、キーボックスごとのAPI連携利用料(月額)のみでご利用いただけます。

今回、公共施設のスマートロック導入に関するご紹介資料をご用意しました。本記事に記載したスマートロック導入の利点や考慮点に加え、実際に施設予約システムと連携した際の画面イメージ具体的な費用もご紹介しています。

今後スマートロックの導入をご検討される団体や、既に当社施設予約システムをご利用いただいているお客様等、ご興味のある方は是非お気軽にダウンロードしご活用ください。

\ 施設予約×スマートロックに関する資料はこちら /

この資料に書いてあること
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