
やっぱり“生”が一番
本コラムを書いているのは7月下旬ですが、本当に猛暑ですね。夏は好きな季節なのですが、ここまで暑いとさすがにこたえます……。
この暑い時期に仕事の話というのも何なので、今回は最近遊びに出かけた話などを。アウトドアスポーツにはあまり縁がないのですが、出かけること自体は好きです。7月は、お笑い、音楽ライブ、舞台と、いろいろ観に行ってきました。忙しいときほど遊びたくなるのはなぜでしょうか(笑)。逆に余裕があるときほど、家でのんびりしている気もします。
まずは、空気階段さんのライブです。メンバーの鈴木もぐらさんが将棋ファンというご縁で、お邪魔させていただきました。すべてのネタが一本の線でつながっているような構成で、とても面白かったです。単発のネタとしての面白さはもちろんあるのですが、全体としてひとつの作品のようにまとまっていて、会場で観ているからこそ、その世界観にじわじわと引き込まれていく感覚がありました。テレビや配信で観るのとはまた違い、お客さんの空気も含めて楽しめるのがライブの醍醐味だなと、改めて感じました。
次に音楽ライブです。私は安室奈美恵さんのファンだったので、彼女の引退後は「行きたいライブの対象」がいなくなってしまい、少しさみしく感じていました。そんな中、「HANA」というガールズグループをオーディション番組を通じて知り、久々に強く惹かれました。
超実力派で、歌もダンスも自分たちでしっかり見せてくれる。そのあたりに、安室ちゃんにも通じるものを感じます。東京開催のライブに行ってきたのですが、最高でした! ファーストツアーに行けたことは、きっといつか自慢できるに違いありません。ただ、周りは若い人ばかりで、少し場違い感もありました(笑)。それでも大いにパワーをもらえたので、ぜひまた行きたいですね。ただ、今後はチケット争奪戦がますます激しくなりそうです。
舞台観劇にも行きました。実は年間に数本は観に行っており、密かな趣味と言えるかもしれません。今回は黒木華さん主演の『NORA』。『人形の家』という名作を現代版としてオマージュした作品で、スマホをフル活用した演出など、「こんな見せ方もあるのか」と感心しました。
そして何より、黒木華さんの演技が素晴らしかったです。静かな場面でも感情の機微がひしひしと伝わってきて、思わず見入ってしまいました。派手さで押すのではなく、わずかな表情や間だけで人物の内面を感じさせるのは、本当にすごいことだと思います。観終わったあとも、しばらく余韻が残りました。
言うまでもなく、それぞれに良さはあるのですが、やはり“生”はいいですね。集中できますし、感動もひとしおで、格段に充実感があるように思います。
将棋の話に戻ると、活躍している棋士は、対面の研究会を数多くこなしている印象があります。今はAI研究など、ひとりでも十分に勉強できる環境がありますが、それでもリアルに向かい合うことで生まれる緊張感が、より身になる部分もあるのではないでしょうか。
……おっと、仕事の話をしてしまいました。まだ暑さが残る時期かと思いますので、どうぞご自愛いただきつつ、皆様もぜひ“生”の体験を楽しんでみてください。
最後に、この季節にもうひとつ忘れてはいけない“生”がありました。そう、生ビールです。ライブや舞台の余韻に浸りながら飲む一杯は、これまた格別。結局のところ、夏は暑くても、“生”があれば何とか乗り切れるのかもしれません。


詰将棋 前回の問題と回答
最後に詰将棋を出題します。まず前回詰将棋の回答です。
【前回の問題】ヒント「5手詰です。両王手を狙ってください」

【回答】▲1二飛成△同玉▲2四桂△2二玉▲3二金まで5手詰

【解説】初手▲1二飛成が好手です。△同玉に▲2四桂で両王手が実現します。
詰将棋
5手詰です。桂をどこに成るか?
