
熱海旅行
少し前の話になりますが、年末年始は友人たちと熱海の知人宅にお邪魔していました。実はその一年前にも行かせていただいていて、2年連続で「熱海で日の出を迎える」という密かな楽しみがあったんです。
……ところが大晦日、集合場所へ向かう途中で思いがけない事件が起きました。
朝10時頃。キャリーバッグを転がしながら、大通りで待ってくれている車に急ぎ足で向かっていたら、右足に「ピキッ!」と電気が走るみたいな痛みが。ほんの一瞬、何が起きたのか理解できなくて、「え、今の何?」となりつつも、反射的に足を引きずって車に乗り込みました。ところが座っても落ち着くどころか、痛みはじわじわ増していくばかり。テンションが一気に落ちていくのが、自分でもわかるくらいでした。楽しみが大きかった分、その落差がきつい。
ただ、そのとき脳裏に浮かんだのが「宿泊先に素敵な温泉がある」という事実。温泉に浸かれば、きっと良くなる。少なくとも楽になる。そう信じたくて「まあ大丈夫でしょ」と自分に言い聞かせていたんですが……いや、まずは現状を把握しないと話にならない。
こんな時はChatGPTだ!と思って症状を入力してみたところ、どうやら軽い肉離れっぽい。まさか歩いているだけで肉離れなんて……。「肉離れ=スポーツ中」みたいなイメージが強かったので、普通に歩いていて発生することがあると知って、地味にショックでした。これが歳ってやつですかね。しかも、歩くたびにピリッとくるから移動がもう一苦労。みんなのペースに合わせられず、メンバーには迷惑をかけてしまって申し訳なかったです。
そして一番悲しかったのが、「温めるのは禁止」という言葉。温泉を楽しみにしてきたのに、ここに来て最大の楽しみが封じられるとは……。「熱海に来たのに温泉を我慢」って、なかなかのパワーワードですよね。大事なのは「冷やす・安静・無理しない」とのこと。くう。
それでも熱海はちゃんと熱海で、射的もやったし、海の幸もおいしかったし、雰囲気のいいバーにも行けました。豪華なおせちまであって、「ああ正月だなあ」と満たされました。足のことは常に頭の片隅にありつつも、みんなが気を遣ってくれたおかげで、ちゃんと「旅」になりました。歩くスピードを合わせてくれたり、寄り道を減らしてくれたり、先に席を確保してくれたり。そういう小さな配慮が積み重なって、「あ、楽しんでいいんだ」と思える瞬間が増えていきました。
2泊して帰る頃には足もだいぶ良くなって、最終的には温泉にも少しだけ入れました。控えめに「様子見ながら」ですが、それでも入れたときは嬉しかったです。「完全に諦めなくてよかった」という小さな達成感みたいなものもありました。
今回の教訓は、「人生、何が起こるかわからない」ということ。アクシデントって、いつ・どこで・なんの前触れもなく起こるんだなと実感しました。まさか生まれて初めての肉離れを、旅行に向かう途中に、ただ歩いていて起こすとは思わなんだ。あのときは「旅行を楽しむぞ!」って気持ちで満タンだったので、まさに好事魔多し、でした。
でも一方で、すぐに湿布を買ってきてくれたり、歩くペースを合わせてくれたりして、仲間の温かさも改めて感じました。旅先で不便があると落ち込みがちだけど、「助けてもらえるありがたさ」って、こういう時に強く思い出しますね。楽しさと同じくらい、感謝を思い出した旅でもありました。



詰将棋 前回の問題と回答
最後に詰将棋を出題します。まず前回詰将棋の回答です。
【前回の問題】

【回答】
▲1三角△同桂▲4一飛△2二玉▲2一金△1二玉▲1一金△2二玉▲2一飛成まで9手詰

【解説】初手▲1三角が逃げ道封鎖の急所の一手になります。以下▲4一飛~2一金~1一金と飛車のレールに金を乗せての詰みあがりです。
詰将棋
7手詰です。敵方守りの要「3一金」を狙ってください。
