2025年7月1日 お役立ち情報

公共施設のキャッシュレス決済導入が加速 – 基礎知識と導入のポイント

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近年、公共施設においてもキャッシュレス決済の波が押し寄せています。2023年度の公共施設予約関連の公示案件では、実に60.8%でキャッシュレス決済に関する要件が含まれているというデータがあります(当社調べ)。今回は施設予約システムにおけるキャッシュレス決済の基礎情報と、導入時のポイントについて解説します。

公共施設のキャッシュレス決済導入が加速 – 基礎知識と導入のポイント

1.   キャッシュレス決済とは

キャッシュレス決済とは、現金を使わずに支払いを済ませる方法です。具体的には以下のような手段があります。

  • クレジットカード/デビットカード
  • 電子マネー(交通系IC、nanaco、WAONなど)
  • QR決済/バーコード決済
  • 口座引落/口座振替
  • 商品券/ギフトカード

2.   公共施設予約システムにおける2つの導入方式

施設予約システムとの連携方法は主に2種類あります。

①    WEB(オンライン)決済

利用者がPC・スマホから施設予約システムにアクセスし、予約と同時に支払いまで完結できる方式です。クレジットカード決済、コンビニ決済、ペイジー、銀行振込など多様な支払い方法を選択できます。
24時間いつでも支払いが可能となるため、利用者の利便性が大きく向上します。

②   端末決済

窓口に決済端末を設置し、来館した利用者がその場で決済する方式です。QRコードを表示して読み取る方式が一般的で、現金取り扱いの手間を省きつつ、対面での手続きを希望する利用者にも対応できます。

3.   キャッシュレス決済導入のポイント

①   収納代行業者との契約

キャッシュレス決済を導入するには、収納代行業者との契約が必要です。契約に際しては以下の点に注意が必要です。

  • 収納代行業者によって対応できる決済方法が異なります
  • WEB決済と端末決済で異なる業者との契約が必要な場合があります
  • 支払いオプションの数やコンビニの種類により手数料が変動する可能性があります

②   お金の流れの変化

キャッシュレス決済導入後は、収納の仕組みが以下のように変わります。

  • 収納のタイミング:予め決めた期間に一度、一括で収納が行われます
    (例:毎月末日締めで翌月10日に一括収納)
  • 収納先:基本的には1契約につき1つの指定口座に一括で収納されます

また、指定管理者と利用料契約を結んでいる場合等は、収納代行業者と複数の契約が必要になる可能性があります。

4.   キャッシュレス決済の導入によるメリット

①   利用者にとってのメリット

  • 24時間いつでも支払い可能
  • 窓口での待ち時間短縮
  • 現金持参の必要がない
  • 多様な支払い方法から選択可能

②   公共施設・自治体にとってのメリット

  • 現金取扱業務の削減
  • 収納業務の効率化
  • 未収金リスクの低減
  • 利用者満足度の向上

まとめ

公共施設予約システムにおけるキャッシュレス決済の導入は、もはや「あったら便利」なオプションではなく、住民サービス向上のための必須機能になりつつあります。しかし導入にあたっては、収納代行業者の選定や収納方法の変更など、しっかりとした準備が必要です。

今回、キャッシュレス決済に関するお役立ち資料をご用意しました。当社施設予約システムにおけるキャッシュレス決済の連携実績も記載していますので、システム更新やキャッシュレス決済の導入をご検討されているお客様は是非以下フォームから無料ダウンロードの上、ご覧ください。

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