※本コラムでは、下記の情報を参考に内容を作成しております。
念のため最新の情報は、こちらでもご確認くださいますようお願いいたします。
自動車運送事業におけるアルコール検知器の使用について|国土交通省
アルコールチェック義務化から1年8か月後の現状
2022年5月に公布された改正道路交通法により、従来はバス・タクシー・トラック等の運送事業者のみに求められていたアルコールチェックが、「社用車や営業車を使用する白ナンバー車5台以上を保持する企業」及び「乗車定員が11人以上の白ナンバー車1台以上を保持する企業」に義務付けられました。
2023年12月の施行から1年8ヶ月が経過し、ほとんどの企業で体制は整備されましたが、日々の運用面では様々な課題が浮上しています。
現場から聞こえるお悩みの声

「導入時に購入した検知器の更新時期が近づいていますが、予想以上にコストがかかることに悩んでいます」と語るのは、ある企業の総務担当者です。
「消耗品の交換や定期的な機器の校正(測定機器が正確に動作するかどうかを確認し、必要に応じて調整する作業)など、想定していなかった費用も発生しています」
また、別のある企業の運行管理者からは、「紙での記録管理を続けていますが、1年分の保管で書類がすでに段ボール10箱以上になっています。また、結果として複数の現場で記録方法がバラバラになってしまい、統一的な管理が難しくなっています。このために検索や集計作業も大変で、監査対応に多大な時間を要しています」という声が聞かれます。
見えてきた課題
施行から1年8ヶ月が経過し運用が行われる中で、主に以下のような課題が明確になってきました。
まず、機器の維持管理コストの問題です。多くの企業が初期導入時に安価な機器を選択したため、故障や精度低下といった問題に直面しています。また、消耗品の交換や定期的な校正など、継続的なコストも経営を圧迫しています。
次に、記録管理の負担です。紙での管理を選択した企業では、保管スペースの確保が深刻な問題となっています。また、記録の検索や集計作業に多大な時間を要し、監査対応などで業務効率が低下しています。
さらに、運用面での課題も顕在化しています。早朝や深夜の運行開始時、管理者不在時の確認方法、急な配車変更への対応など、現場では様々な課題に直面しています。
デジタル化による効率的な解決策
紙での記録管理には多くの課題があることから、クラウドベースのデジタルソリューションの導入が推奨されています。自動記録や即時通知機能により、管理の効率化と確実性の向上が期待できます。
ワイイーシーソリューションズのアルコールチェックソリューションについて
弊社は、アルコールチェック義務化に対応する二つの主力ソリューションを提供しています。
一つは高性能アルコール検知器「XENSE-83BTW」、もう一つはクラウド型アルコールチェック管理システム「アルパト」です。
この二つを組み合わせることで、完全な形での法令遵守体制を構築できます。
まず、検知器「XENSE-83BTW」は、Bluetooth接続により測定結果をスマートフォンやタブレットにリアルタイムで送信します。本アルコールチェッカーは他社製品に比べてコストパフォーマンスが非常に高いことがポイントです。アルコールチェッカーのセンサー部分は交換式なので、本体を交換する必要はありません。
高精度センサーによる確実な検知と、メンテナンス費用の削減を両立し、長期的な視点でも効率的な運用を可能にしています。
一方、クラウド型管理システム「アルパト」は、アルコールチェックの記録・管理に特化したサービスです。スマートフォンやタブレットから簡単に測定結果を自動連携でき、AIによる顔認証機能での本人確認や測定時の動画撮影機能により、確実な記録を実現します。さらに、GPS機能による測定場所の記録や、リアルタイムでの測定結果確認、管理者への計測状況即時通知機能・承認/否認機能なども備えています。

弊社の強みは、アルコール検知器とクラウドサービスの両方を自社で開発・提供していることです。そのため、機器での測定データがスムーズにクラウドシステムに連携され、万が一の不具合や操作方法の問い合わせも、窓口を一本化して迅速に対応できます。お客様は複数の業者と連絡を取り合う手間から解放され、安心して運用に専念いただけます。
導入実績も豊富で、運送業、建設業、製造業など、様々な業種のお客様にご利用いただいています。
おわりに
アルコールチェックの義務化は、従業員の安全と企業の社会的責任を果たす重要な取り組みです。弊社は、より効率的で確実な運用を実現するソリューションを提供し、お客様の安全運行管理をサポートしてまいります。
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製品ご紹介ページ|アルコールチェッカー XENSE-83BTW
※本記事の内容は2025年8月25日時点の情報に基づいています。